シャドーハウス第192話「怪物」感想

今週のシャドーハウス、1000000000000000000000000000000000000000000000000000000点! もう許して、読者のHPは0よ……みんな一体化なんかせず主従で幸せに暮らしていくんじゃだめなの……。ルウの決断も悲しいし、ルイーズ様の変貌も悲しい。。。誰か助けてあげて……。

 

というわけでこんにちは、タナカなかなかいいコタローです。シャドーハウス第192話「怪物」の感想を乱雑に書き残しておきます。

 

あらすじ

幼少の記憶を取り戻し、洗脳から抜け出したルウは、ルイーズを助けられるのは自分だけだと息まきルイーズに声をかける。しかしそこでルイスが驚愕の事実を突きつける。ルイーズが既に口にした真価の珈琲にはシャドーの本能を引き出す恩恵の欠片が入っている。一体化を促し成功率を上げるためのものであるが、体に急激な変化を伴わせるもので、一体化を成功させない限りルイーズの生きる術はないと言うのだ。それを聞いたルウは、まだ通信の繋がっているリッキーに声をかける。「ごめんね」「約束守れない」そして自分の死を決意して告げた。「一体化しましょう ルイーズ様」と。一方ルイーズは自分の知らないルウの一面に気づき、ルウはルイーズのものではないと悟ってしまう。貴族であるということも偽りで、ルウという綺麗な”顔”も本当は自分のものでもなく、ルイーズ自身はただの気持ち悪い怪物だとまで思い込んでしまうルイーズ。その鬱屈した思いが爆発し、一体化の箱の鍵を破壊して飛び出し、咆哮する様はまさしく「怪物」であった。

 

全体的な感想

・読んでいてめちゃくちゃ悲しい気持ちになりました。ルイーズを助けるために一体化することを選ぶルウ。そしてルウとリッキーの通信を通してルイーズが自分のものではないと悟り、怪物へと変貌してしまうルイーズ。。。

 

・ルイーズ様が「ルウは自分のものじゃない」とはっきり認識してしまっているから一体化成功の展開の芽はまず潰れてしまったますよね。。。

 

・なんとなく察せられていた通り、恩恵の欠片の危険性もあらためてルイスの口から明らかになりましたね。これを「適切に使用すればこどもたちが大人に立ち向かうために十分効果が期待できる」とアンソニーは語っているのですが、本当に大丈夫でしょうか。こどもシャドーの安全性とか考えられているのでしょうか。。。

 

・ルイスがボコボコにやられているのはちょっとだけ胸が掬われる気持ちがしましたね。だいぶ派手にやられているけど大丈夫そ?

 

・ところでアンソニーはどこに隠れているのでしょうか。彼にとってこの事態は果たして狙い通りなのかどうか。。。

 

・これで同期を失うようなことがあればアンソニーたちのことをケイト様が信用するはずないのですが、とはいえ今回恩恵の欠片を飲ませたの元凶はエドワードです。ここからルイーズが自我を取り戻して一体化せず生還するルートを引き出すことがアンソニーの真の狙い(恩恵の欠片をこどもたちに飲ませても死ぬことがない症例を得つつ、ケイトの同期を救って恩を得る)という可能性はワンチャンないでしょうか?

 

・189話の感想で以下のこと書いていたんですけどこんな辛い方向性で叶ってほしくなかったよ。。。

 

『正気に戻ったついでに鍛えたマッスルでルウの正気も取り戻してくれルイーズ様!』

 

ページごとの感想

・1ページ目。

 前回目元した映らない状態での引きだったのでもっと深刻な状況に既に陥っているかと思いましたがそこまでではなかったようです。

 

・3ページ目。

 初読時は絶望しか感じなかった本ページですが、「一体化を成功させない限り生きる術はないだろう」というのが生還ルートのフリっぽ過ぎないか? と希望的観測を持っています。

 

・6、7ページ目。

 このページ本当悲しい。一体化することは自分の死を意味するのでリッキーとの約束を守れず悲しみもあるため目に涙を湛えていますが、一方でルイーズ様を救うことができるという希望で笑顔を見せているのが本当に悲しい。。。

 

・8、9、10ページ目。

 自分が怪物だと思うようになるまでの心の機微が丁寧に描写されていてここも辛い。。。

 

・13、14、15、16ページ目。

 ルイーズ様の悲痛な心の叫びが辛い。。。ルイス君は反省して伸されていて。

 

というわけで今回はこの辺で。

それではまた別の記事でお会いしましょう!