シャドーハウス第179話「呪いの正体」感想

今回のシャドーハウス、100000000000点! ロロルの呪いの正体はそれだったかー! 機械を身に纏って見た目はイカつかったけどやっぱりコミカルな決着になるのはさすがオリバーといったところか? でもその後の考察はさすが研究班と感心させられる。心配なのはロロルが伸びてるけど時間大丈夫かな??

 

というわけでこんにちは、タナカなかなかいいコタローです。シャドーハウス第179話「呪いの正体」の感想を乱雑に書き残しておきます。

 

 

あらすじ

 場面はロロルとオリバー組に戻る。ロロルとルルを引き離したオリバーに対し「呪われてしまえ!」と口にするルル。呪いとはなんだと訝しがるオリバーであったが、その目の前でロロルが絶叫し始める。するとロロルの毛先から多くの✖️マークが飛び出してきた。なんらかのすす能力であると予想したオリバーは対すす能力用に開発したオリバー4号機のパンチを繰り出す。一時はロロルのすす能力を退けたかに見えたが、ロロルはなおも絶叫を続け、それに伴いさらに無数の✖️マークが飛び出してきた。これこそルルが語る「呪い」の正体であり、「シャドーに干渉する第三分類のすす能力」であった。その威力は凄まじく、✖️マークがシャドーに触れると、その箇所に力が入らなくなり行動不能になるというものだった。オリバーはなんとか応戦しようと試みるが、ロロルの物量に負け、全身行動不能となり、スタンプを奪われることになった。

 試験は終わったが、オリーは過保護なルルとそんなルルに過剰に依存するロロルという歪な関係から仮説を立て、ルルの洗脳が解けていると考える。そのことをジャスチャーでオリバーに共有すると、オリバーもさらに仮説を立てる。ロロルは媒介を使えないと思っていたが、ルルを媒介にしているのではないかと。好奇心を抑えられずこれからも観察させてくれと頼むオリバーであったが、全力を出して休んでいるロロルを抱えたルルに、あまりしつこいとまた呪われると釘を刺すのであった。

 

全体的な感想

・ロロルの呪いは、シャドーに干渉する第三分類のすす能力だったようですね。第三分類のすす能力としてはエヴリンが作中初出でしたが、その後パトリック様も覚醒し、次いでロロルも覚醒しているので、実は思っているほど貴重な分類でもなかったりするのか? という錯覚を起こしています。シャドーに干渉する第三分類の能力はこれまで出てきたエヴリンもパトリック様も強力でしたが、ロロルもご多分に洩れず(ご多分とはいえ2つの先例しかないけど)、超強力です。人間に作用させるすす能力がある意味こどもたちの棟特攻な能力であるのと対照に、シャドーに干渉する能力は、シャドーしか存在しない大人たちに対しては特攻といえる能力でしょう。おそらく大人たちとの決戦においても活躍すること間違いないでしょう。

 

・勝敗については前回「オリバーのことなのでうっかりミスで動作不良を起こして負けちゃうとか普通にありそう。。。」と予想していましたがそこまで酷い結果ではなかったですね。オリバー4号のすす能力無効化パンチはきちんと作動していましたし(ただし一発打った後に巻き直さないといけない致命的な設計ミスはあるけど)、敗れたのはロロルのすす能力の物量の多さと、それにテキパキ対応できるだけのオリバーの運動能力がなかったことが原因でしょう。というか、誰もツッコミ入れていませんでしたけど(未確認です、本当は誰か指摘してるかも)、機械に身を包まれているとはいえ、オリバー4号の頭の部分はガラ空きなので、ゲームのエネミーだったら絶対弱点扱いされるのは間違いありませんでした。そういう意味では、そのような致命的な弱点を用意してしまった設計ミスが敗因と言えるかもしれません。

 

・しかしシャドーに干渉するすす能力は強力ですね。能力がオリバー先生に発動する前のページでわざわざオリーに「特に何も起きませんが」と言わせている通り、生き人形には影響がないようですが、シャドーに対してはバッテンの触れたところの運動能力を奪う超強力な能力ですもんね。。。とはいえ現状は出力が安定しなさそうな能力なようです。ルルが説明していますが「強いストレスがかかる」ことが発動の条件で「意思と関係なく自己防衛で」能力を発動してしまうということで、今回発動後には疲れて眠ってしまっていますから、全然能力をコントロールできていないようです。この辺をうまくコントロールできてくると実戦でも使えるようになりそうですかね。

 

・ロロルのすす能力の不安定さを見て若干既視感があるなと思って、ピンときたのがバーバラです。彼女は推定すす能力に目覚めるほどのすすコントロール力も持っていないと思われますが、そのすす放出の不安定さと、ロロルのすす能力の出力の不安定さが少し似ていると思いました。バーバラにすす能力が目覚めたら相当厄介な能力になりそうだなーと思いました。

 

・決着後のオリバーとオリーの以心伝心な考察のやり取りも面白かったですね。依然お披露目中なので、下手な発言はできないでしょうから敢えてジェスチャーでオリーが「ルルの洗脳が解けている」ことを伝え、そのことからギュルギュル頭をフル回転させてさらに考察を進め、「ロロルのすす能力はルルを媒介にしているのでは」という発想に至ります。正解かどうかは今のところわかりませんが、わざわざソウマトウ先生の方からオリバーを通して開示していただいた内容なので当面、真として考えて良いでしょう。しかし人間を媒介にしている、っていうのはイマイチ想像つきません。8ページ目でルルが「すっ」って顔を覆ったのに反応するかのようにバッテンがオリバーたちに襲いかかってきたようなことでしょうか? イメージつく方いたら教えてちょ。

 

・もう一つ今回の話で良かったと思ったのは、キャンディ以外の新人たちみんな洗脳が解けている可能性が高いことがわかったことですかね。まぁ、前回のダンの発言で「生まれた時から彼女持ちはズルすぎるだろ!」という発言から芋蔓式に、オスカルの洗脳は解けていてかつ村での記憶があって、さらにお相手と目されるマーチも記憶持ちと思われるし、ダン自体もダニーの生まれた村について言及しているので当然記憶がある、ということでよくよく考えればわかったことですが。とはいえオリーとオリバーの考察によって、彼ら新人ちゃんたちがみんな洗脳が解けていることに一層説得力が増しましたよね。

 

・それにしても、2話前の引きの不穏さから一点、コミカルな着地で良かったですね。間に挟まった前話のコミカルさも相まって、2話前の不穏さをうっかり忘れそうでした。そうすると残る後ひと組のケイト様対ステラ様の行方も気になるところです。殺意マシマシなステラ様でしたがどのような幕引きを迎えるのでしょうか。楽しみです。個人的には前回の記事で書いたように「残るケイト様についても、何らかのうっかりミスとか、例えばステラ様が迷路から落っこちそうになるのを助けようとして接触した際にスタンプを取られるとか、なんかそういう格が落ちない形で決着しそうな気がしてきました」という予想です。

 

・一点、心配なのはロロルルのお披露目の行方です。コミカルな決着で見逃しやすくなっていますが、最後のドデカスタンプをゲットしたとはいえ時間内にゴールを目指す必要があります。ロロルが対決後に睡眠状態に入ってしまっており、すぐには動けなさそうな雰囲気です。まぁ、流石にルルが時間内に着けるようにリードするような気もしますが、若干不安要素かなと思いました。

 

ページごとの感想

・2ページ目。

完全にホラーです。

 

・5ページ目。

オリバー4号の水纏いパンチは強力でしたが一発打つたびにずるずると伸びた腕を回収する必要がある点が弱点でオリバーらしいです。

 

・6ページ目。

完ッ全に、ホラーですね。

 

・7ページ目。

構図好き。高身長黒髪ロングそばかす女のドロワチラ見えからしか摂取できない養分がある!

 

・9ページ目。

よく考えたら服の上から貫通して運動能力を奪う能力が発動するってヤバない? 強い。ていうか効力はどれくらい続くんでしょう。その辺次第でヤバさのランクも多少変わるとは思うけどいずれにしろ強い!

 

・10ページ目。

4ページ目の「グギッ」という擬音がなんなんだろうと思ったら「1回目のパンチで振りかぶった時腰を痛めたか?」にかかる伏線だったとはね。。。

 

・11ページ目。

ここピタゴラスイッチ

 

・12ページ目。

上でも書いていますがピーキーすぎる能力ですねぇ。。。

 

・14ページ目。

こんなジェスチャーで完璧にオリーの言いたいことを理解するオリバー先生しゅごい。

 

というわけで今回はここら辺で。

それではまた別の記事でお会いしましょう!