シャドーハウス第178話「それぞれの戦い」感想

今週のシャドーハウス、10000000000000000000000000点! 不穏な引きが続いていたからコミカルさに笑った。一組一話ずつ使っていくかと思ったけど綺麗に一話で二組捌いてくれてテンポ良くて助かる! コミカルさに隠れてるけど何気に情報量多くない? 僕もエヴリンに「お馬鹿さん」って言われたい!!

 

というわけでこんにちは、タナカなかなかいいコタローです。シャドーハウス第178話「それぞれの戦い」の感想を乱雑に書き残しておきます。

 

 

あらすじ

 オスカーとダグラス組の場面。ダグが場を仕切り、自分からは攻撃を仕掛けないダグラスからスタンプを奪うことがルールであると説明する。場所はフォリーの広場で身を隠せる生垣が沢山ある。オスカルはオスカーのすす能力が戦闘向きではないことで心配する。

 場面が変わってダニーとエヴリン組。ここでは「基本すす能力」と「個別すす能力」を多角的に測定し総合評価が基準を満たせば合格であることをエヴリンが説明する。ダニーは試験に集中しようとするが、「音声の送受信」を可能とするオスカーのすす能力経由で、オスカーの叫び声が響き集中力を削がれてしまう。その頃オスカーはダグラスの反射能力を突破できず、戦闘向きなすす能力でないことから手詰まりになっていた。一方のダニーは順調にエヴリンの測定をこなしていたが、途中途中オスカーから通信が挟まれるたびに測定に支障がでていた。オスカーが必死で呼びかけていたのは、ダニー以外の同期との連絡が取れなくなったことにあり、自身の試験よりも同期みんなの心配をしてのことであった。そんなオスカーの言動は、同期だからこそ知る彼の「寂しがり屋」な一面から出ているものだとダニーは考えた。そしてオスカーに発破をかける言葉をかけながら振り出したダニーの会心の一撃は試験役のエヴリンを驚かせるほどの威力であった。そして発破をかけられたオスカーもダニーの言葉からヒントを得て、生垣の四方八方からオスカーの声を生じさせてダグラスが混乱しているところを狙って見事にスタンプを奪い取るのであった。

 

全体的な感想

・1組1話ずつだと試験における直接対決の話の比重が大きくなりすぎる気がしたので、ここで2組を1話で捌いてくれたのはちょうど良いバランスだと感じました。

 

・予想された通り、直接対決の内容はそれぞれ異なるようですね。まとめると

  • 迷路の上でぴょんぴょん飛び回るケイト様からスタンプを奪う
  • オリバー4号に身を纏ったオリバーからスタンプを奪う
  • 直接手は出さないハンデ付きのダグラスからスタンプを奪う
  • すす能力を測定する試験で基準をクリアすることでエヴリンからスタンプを貰う

こうしてみると機械に身を纏ったオリバーから鍵を奪う試験の難易度が一番高そうに思います。ただ、オリバーのことなのでうっかりミスで動作不良を起こして負けちゃうとか普通にありそう。。。エヴリンの試験も定量的な試験なので、一発逆転が難しそうな試験でしたが、ダニーはよく突破したと思います。そうすると星つき4対の中だと何気にダグラスが一番手を抜いて試験をやっているようですね。予定変更で星つきたちが試験に登場することになったわけですが、星つきたちが提示する試験の内容についてエドワードは承知しているのでしょうか? エドワードの認識外で手を抜いた試験をやって負けたとなれば噴飯ものだと思いますが。。。とはいえ、新人たちがどう動くかわからないという不確定さにさらに星つきたちがどう動くかわからない不確定さを掛け合わせると、エドワードの予定通りにことを動かすのが難しい気がするので、各星つきの試験内容は予め把握した上で、誰を誰にぶつけるかまでエドワードなら指定してそうな気もしますね。そうでもないとしっちゃかめっちゃかでとても思い通りにお披露目を進められる気がしません。

 

・オリバーのことなのでうっかりミスで動作不良を起こして負けちゃうとか普通にありそうと書きましたが、残るケイト様についても、何らかのうっかりミスとか、例えばステラ様が迷路から落っこちそうになるのを助けようとして接触した際にスタンプを取られるとか、なんかそういう格が落ちない形で決着しそうな気がしてきました。

 

・ダニーの能力について、射程、威力ともに高く、ジョン様の上位互換みたいですけど大丈夫ですかw まぁ、ジョン様は射程が超短距離で超高威力って感じのイメージですかね。しかしダニー君は連発もできそうだし、射程も長く取り回しが良さそうなのでやっぱり上位互換って感じが否めませんが。。。ただジョン様もギルバートとの戦いの中で新しい技なんてものも編み出しているし(即効で破られはしましたが)、これからに期待ですね!

 

・オスカーの彼女について。ダニーが「生まれた時から彼女持ちはズルすぎるだろ!」と叫んでいましたね。生まれた時からということはほぼ間違いなく生き人形であるオスカルに彼女がいるということでしょう。一緒に運ばれてきたマーチかキャンディが同村であると仮定すればどちらかが対象というところでしょうが、流石に見た目的にも、ともに村で過ごしたであろう期間的にもマーチが彼女だと考えるのが妥当でしょうね。

 

・オスカー様の能力について、単純にすすを耳に入れてヘッドセットとして使えるのかと思いきや、出される音量も調整できるようですね。耳元からあの音量出されたら鼓膜やられそう。。。今回ダグラスを破った能力の使い方は入り組んだ場所だったからこそその威力が十分に発揮されたのだと思いますが、まだまだ他にも使い道がありそうで可能性を感じますね。

 

ページごとの感想

・7ページ目。僕もエヴリンに「お馬鹿さんって言われたい」

 

・9ページ目。寂しがり屋な性格を見抜いているダンですが、お披露目までの準備の間にそれだけシャドー同士で親交を深められた証であり、これまでのお披露目とは異なるポイントの一つでしょうね。また、寂しがり屋な性質が能力に繋がっていることも推察されます。

また同9ページにて、「ダニー遠すぎますよそれでは威力が出ません」と言われていますが、このコマをみると、的の壁に対して3段階の距離に分かれた白線が引かれています。つまりこの3段階の距離がエヴリンまたは館内で想定されるすす能力の破壊力が及ぶと想定される距離なのではないでしょうか。ところで実際にダンが立っているのは一番遠い白線の2倍くらい離れた位置です。この位置から実際に壁を撃ち抜いているのですから、ダニーのすす能力の射程範囲は館内でも桁外れなのではないかと推測されます。

 

・新人ちゃんたちは無事星つきの出す課題もクリアして大スタンプを順調にゲットしつつあります。残りのキャンディ、ロロルはどうなるのか、エドワードとしてはこのまま順調に進ませて全員合格なんてことを許すのか、楽しみです。

 

追記

「寂しがり屋な性質が能力に繋がっていることも推察されます」と書きましたが、これはすでにいろんな人が考察している通りで、シャドーの気質・性質が能力に繋がるというものです。直上的なジョン様はパワー一点特化の能力ですし、天使なケイト様は背中に羽が生えるといった具合に。じゃあステラは? これまでの普段の彼女をみる限りではとてもあのような殺傷力特化な能力が芽生えるとは思えません。しかしキャンディの合図をきっかけに「殺しちゃったらごめんなさい」というセリフが吐けるようになっているところを見ると、キャンディによる影響を多大に受けた結果があの殺傷力の高い能力の権限なのかもしれません。

 

それではまた別の記事でお会いしましょう!