シャドーハウス第181話「再試験」感想

今回のシャドーハウス、10000000000000点! 残念ながらステラのスタンプゲット試験自体での逆転劇はなかったけど、師弟コンビでの「再試験」頑張ってもらいたい。最後エミリコも記憶持ちだと気づいたと思うけど、それが良い方に行くか悪い方にいくのか、最後の表情からは読み取れないのがもどかしい。

 

というわけでこんにちは、タナカなかなかいいコタローです。シャドーハウス第181話「再試験」の感想を乱雑に書き残しておきます。

 

 

あらすじ

 無情にも失格を言い渡されたステラであったが時間が過ぎた後にスタンプを押していた。1秒や2秒おまけしてくれてもいいではないかと涙ながらに抗議するキャンディ。迷路の上にステラとケイトが戻ってくると、ケイトも一緒になってサラに抗議を行った。しかしサラからは「証拠のないことで責められた」と強弁される。内心怒りが抑えられないキャンディはミアのポケットからナイフを盗み、強硬手段に出ようと考える。そんな時、すす鳩が飛んできてメッセージを寄越してきた。内容は「チャンスを与える」このメッセージが届いた途端、予定調和のように説明を始めるサラ。チャンスとは、「顔」が試験を受けること。さらに単にキャンディが試験を受けるだけでなく、新人を庇うケイトにも責任をとってもらうという形でエミリコも試験を受けることとなった。合格の条件はキャンディとエミリコが迷路を進み、二人揃ってゴールすること。当然、お披露目の前提条件として、キャンディは顔を傷つけてはならないという条件もある。キャンディは憤る。ステラが失格させられることを前提として初めから再試験が用意されていたことに勘づいたからだ。キャンディは全員ぶちのめして自分がシャドーハウスの興行主になるのだという決意を胸に、怒りのまま迷路に蔓延るこびりつきを退治する。その気迫に満ちた身のこなしに、思わず「すごいです。師匠…」と呟くエミリコ。その呟きにキャンディは反応し、怪訝な表情を見せる。

 

全体的な感想

・前回、以下のような展開を予想していましたが、残念ながら全てハズレという結果でしたね。唯一時計への細工については今回キャンディが試みようか思案した程度でした。

 

  • すんでのところでステラがスタンプを鎌で飛ばしてキャンディのサーカス団花形パワーでキャッチ&押印で切り抜ける
  • ケイト様が処罰覚悟ですす操作でスタンプを飛ばしてキャンディの押印が間に合う
  • キャンディのサーカス団花形パワーでサラの持つ時計に細工していて、時間が実もう少しあったかのようにして、その間になんとかして押印する
  • 実はエミリコが本物のスタンプカードを落下する前に拾っていて(下に落ちているのは何も押印されていない新品のスタンプカード)、それをキャンディに渡して押印が間に合う
  • もう一回小さいスタンプを集めに回ることにする

・というわけで私の展開予想は大外れで、今度は顔が試験を受けることになりました。エドワードとしては予想通りの展開のようで、顔に再試験を受けるところまで織り込みずみのようです。さらに試験にはキャンディだけでなくエミリコも一緒に参加させており、うまくいかなければ星つきの座を失脚させる魂胆のようです。

 

エドワード的には再試験も課した上で花々しく散る様を3階の方々にお見せする魂胆のようですが、しかし相手は爪を隠した鷹、サーカス団の花形であるキャンディです。前回もエドワードの敗因はすす能力を扱えることを隠していたケイト様によって予定を崩壊させられました。今回も相手は、表面上、能力を隠して弱々しい態度を見せているキャンディです。エドワードさん、大丈夫そ?

 

・とはいえ、エミリコも一緒に試験を受けさせることにしているので、最低限エミリコの能力は前提にした上で試験が設計されていると思います。エドワードのことなので最低限では満足することなく万全を期した設計を行っていたとすれば、サーカス団の花形とその弟子のコンビといえども難しい内容になっている可能性は考えられます。

 

・そこでキーポイントになってくるのが、二人のコンビネーションだと思います。ケイト様たちのお披露目の時も、庭園編ではそれぞれがそれぞれのやるべきことをなす中で直接的ないし間接的な助け合いが生まれ、最後にはケイト様の大逆転につながりました。今回窮地に立たされているキャンディも、エミリコとの助け合いが鍵になってくると思います。

 

・そんなキャンディですが、最後のエミリコの「師匠…」とう呟きに反応していますが、この後のキャンディの反応が分かれ道になりそうです。最後のコマのキャンディはお世辞にも好意的な反応とは言い難いので、エミリコとの協力関係を築けるか、一抹の不安があります。

 

・ちなみに狙い撃ちで失格させられそうになっていることはキャンディに察知されていて、激おこ状態です。バッサバッサこびりつきを切り倒してサラミアに当て擦りアタックを仕掛ける始末で、こびりつきの相手は余裕綽々といったところですが、この辺で冷静さに欠けている様子が見て取れ、エミリコとも冷静に対話できるのか心配です。

 

・さらには「全員ぶちのめしてあたいがシャドーハウスの興業主になるんだよ!」と憤りを露わにしており、その怒りの矛先は「全員」とあるので当然現星つきも対象に含んでいるでしょう。サーカス団にいた頃のエミリコを思い出し、今噴出している憤りを抑え、協力してゴールを目指せるか、注目です。

 

・キャンディの最後の表情が好意的なものであるにせよ敵対的であるのか分かりかねますが、存外これはケイエミ的にはチャンスかもしれません。現状のキャンディは、こどもたちの先輩たち含め館全体を敵視しているようで、新人ちゃんたちはこどもたちの棟の中で独立勢力になりかねない勢いです。そんなキャンディと、物語きっての人誑しであるエミリコがサシで会話できる機会ですので、ここはエミリコが頑張って、キャンディ、ひいては新人ちゃんたちの独立勢力化を防ぎ、こどもたちの結束を強めるチャンスになるかもしれません。というかそうなってくれないと物語が混沌としてくるのでなってくれ……!! お披露目の場以降でキャンディたちを取り込む展開を描いても冗長になるような気がするので。。。

 

ページごとの感想

・各話ページ。1ページ目。

 「1秒や2秒〜〜」と叫んでいる時のステラ様、涙が滴り落ちていて悲壮感が現れていて胸が痛い。3階の方々は喜んでそう。

 

・2ページ目。

 1コマ目でサラッとステラ様の手を引いてケイト様が戻ってきているんですが、これってケイト様がステラ様を抱えて飛翔してきたってことで良いんですかね?! 頼む、そこに到着するまでの描写を見せてくれ!!

 ちな4コマ目、ケイト様はお優しいので、ステラ様が嵌められたことに激おこでめちゃくちゃすす出してそう。

 

・4ページ目。

 実力行使も辞さない構えのキャンディ姐さん流石です。

 

・5ページ目。

 久しぶりのすす鳩さん。やっぱり連絡手段としては全く隠密に向かなすぎて不便そう。

 

・6ページ目。

 再試験のルールはいたってシンプルで、特に時間の制限もないようですが、見たところ配置されている敵キャラはこびりつきたちだけ。それだけだと意外となんとかなるように思いますが、迷路の先に何か伏兵があるんでしょうかねぇ?

 

・10ページ目。

 庭園編に入ってから怒りのボルテージすでにマックスだったキャンディ姐さんですが、ここにきて自分たちが狙い撃ちで失格させられそうになっていることを察知し怒りのボルテージがメーター振り切った感じのキャンディ姐さんの顔こわっぴねぇ。

 

・11ページ目。

 まるで豆腐かのように切り刻まれていくこびりつきさんたち……!!! こびりつきたちには申し訳ないけどスパスパ切れていくの気持ちいいですね!!

 

・13ページ目。

 しれっとサラミアに仕返しの嫌がらせしているキャンディ姐さん好き。

 3コマ目から「ズボボ」までの流れは流石に完全にサーカス団の花形。

 

・14ページ目。

 こびりつきに怒りをぶつけながら改めてシャドーハウスを乗っ取る宣言をするキャンディ姐さんカッケェ。

 

・15ページ目。

 キャンディ姐さん鬱憤晴らすのに力込めすぎて、体力持つか心配になる。息整えたらまた同程度のパフォーマンスを発揮できるのか、ちょっと疲れが出るのか。

 

・16ページ目。

 まじでキャンディ姐さんの表情わからん。願望としてはエミリコと協力して打開する流れになって欲しいけど。。。

 

というわけで今回はこの辺で。

それではまた別の記事でお会いしましょう!