シャドーハウス第188話「敵と味方」感想

今回のシャドーハウス、1000000000点! ダグよく頑張った! 過去描写を見る限り、元々珈琲の洗脳に抗える頑強な意思を持っていたみたいですね! でもミアを身代わりにしたことは一生忘れないからな!! 作戦の肝の鍵の入手には成功しましたが、残るラムの入れ替え作戦は果たして順調に行くのか?!

 

というわけでこんにちは、タナカなかなかいいコタローです。シャドーハウス第188話「敵と味方」の感想を乱雑に書き残しておきます。

 

あらすじ

 ダニー、マチルダは手筈通りすす兵を2階の窓に送り込み、すす兵がマチルダの指示に従って鍵を見つけるのを待っていた。一方、惑う主人に頼られていたダグは過去のことを振り返っていた。小さい頃、班長からのしごきで主人共々苦しめられてきたダグは、珈琲で余計なことを考えなくて済むよう洗脳されても、その度に生き残るために考えなかればいけないと思っていた。その結果、誰よりも強くなることを目指し、何かを守るには犠牲が必要とさえ考えていた。しかしある日の夜、主人が「俺はキングとは違う」と寝言で口にするのを耳にした。それらのことを思い出し、ダグは手にしていた複製の鍵をエドワードの部屋の扉の下を潜らせ部屋の外に送り出した。弱さを認めるのが怖くて気づけば大嫌いだった先輩と同じ道を辿りそうになっていた自分を見つめ直し、本当の強さに気付かされたのだ。そしてダグラスはエドワードに言う。誰が敵で味方なのかを確信したと。何があろうと仲間を裏切らないと。その言葉が指す仲間とはケイトたちのことであった。そして鍵を見つけたすす兵は鍵を拾い、一階で待機するラムのもとへ送り届ける。作戦は次の段階へ入っていく。

 

全体的な感想

・いや〜〜〜〜、まずはダグが踏ん張ってくれて本当に良かったです! 「これで確信しました 誰が敵で味方なのか」「何があろうと仲間は裏切らない」というセリフもいいですね。ここでダグラスは嘘は言っていなけどエドワードは自分のことを「味方」と指していると思っていて、その実ダグラスの心は全く逆のことを思っているというのが痺れますね〜!

 

・186話の感想で書いた以下の記述の通りで嬉しい!

 『こうして経緯を振り返ってみると、仲間思いなダグラスが、エドワードの失言(仲間を貶したり、危害を示唆したり)から持ち直してケイト様の味方でいてくれる可能性は考えられますね。』

kotarinx.hatenablog.com

 

 

・187話の感想で過去の「シャドーハウスは絶対」モードの時の瞳と現在のダグの瞳を比較して、真っ黒ではないことから「シャドーハウスは絶対」モードではなくて主人への影響力も低下していると指摘しましたがこれもほぼ当たっていましたね!!

kotarinx.hatenablog.com

 

 

・そしてさらに今回のお話し公開前のソウマトウ先生によるチラ見せで「敵と味方」というタイトルが明らかになったことから以下のようなパッション考察を行いましたがこれまた見事に大正解でした! 諸々考察がビシバシ当たってて脳汁が止まりません(笑)。

 

・今回、ダグが踏ん張ってくれたことと最後の台詞回しにグッときましたが、他にもグッとくるところがありました。それはダグが「シャドーハウスは絶対」モードに抗える強い意思を持っていたことです。記憶自体は戻っていないようなので完全な洗脳解除状態ではないでしょうが、「余計なことは考えない」ことがルールとされる館の中で、そのルールに抗い、生き残るために考えることをやめなかったダグの姿勢に胸を打たれました。

 

・とはいえ、その考えた結果の振る舞いは、みなさんご存知の通りのダグダグペアというのは残念ですけどね(笑)。ミアを身代わりにしたのも「何かを守るには犠牲が必要」との考えからだったのでしょう。でもそれらの振る舞いも間違いだったと気づいたようなので、今後更生された光のダグダグペアに期待ですね!

 

・まぁ、ミアを身代わりにした件はあまりにひどかったし、ギルバートと組んで無能力者狩り騒動を起こしたりした点は酷かったけど、意外と面倒見が良いのは事実ですよね。168話でルウルイ奪還作戦の会議をしているところにステキャンペアがやってきた際の扱いとか、ケイト様が下手すぎる一方、ダグダグはうまいことあやしていましたしね。。。

 

・さてさて、元々任務自体の難易度(エドワードの隙をついて鍵を盗んで型取ってそれを味方に渡す)と人選による難易度(ダグダグに裏切られるかもしれない)によって、ルウルイ奪還作戦の中でも肝とされていた鍵の入手に無事成功したわけですが、ここから先、ラムが「完成の箱」にいるルウルイと、カートの中に入れた死体に見せかけるためのすす袋を入れ替えて持ち帰るという、ラムのミッションが始まります。本来なら一番の山場を超えたのであとはイージーモードにも思えますが、そう一筋縄では許してくれないのがシャドーハウスですよね(笑)。

 

・ラムのミッションで一番障害になりそうなのはタイムリミットですかね? エドワードの予定変更によって大幅にタイムロスさせられて残り30分程度しかないところからルウルイ奪還作戦を始めていますが(185話参照)、そこに加えてダグダグペアも踏ん切りつくまで時間がかかったと思われ、今回ダニーが「少し出発が遅れた…間に合うか!?」と発言しています。

 

・他に考えられる障害は、エドワードの目を盗んでダグダグが手に入れた鍵が実は「一体化の部屋の鍵」ではなかった、とかでしょうか? おじい様と共にある棟の地図や一体化の秘密は、おじい様と共にある棟でラムが拘束されていた時にシャーリーが探索して得た情報ですが(95話、168話参照)、鍵自体がどういう形状でどう保管されているかまでわかったとはなかなか考えにくいです。今回ダグダグがエドワードのポケットを漁ってたまたま鍵を見つけましたが、それが本当に「一体化の部屋の鍵」かどうかは扉に鍵をはめてみるまでわからないので、そういうことも考えられるかなと思いました。

 

・次に考えられるのはトマスとの遭遇でしょうか。今回の1ページ目にまとめの図を入れていただけているので非常にわかりやすくなっていますが、ステラが余計なことをして推定トマスの牢を解き放った廊下の先がラムの控える廊下になっています。この図を見ると、なんかいかにもヤバい臭いがプンプンします。今のところロロルルに役割がないので、トマスに妨害されてピンチになるけど復活したロロルの力でダウンさせて乗り切る展開とかありえるかもしれません。

 

・これは考えたくもない最悪のケースですが、すでに一体化の儀式が進行しておりルウルイの状態が危篤あるいは・・・みたいなケースも可能性0ではないですかね? いや、パッションで0だと思う!

 

ページごとの感想

・1ページ目。

 それぞれの行動は把握していましたが、位置関係含めて図でまとめてもらえたのはすごく助かりますね! トマスの余計なことしてきそうな予感がこの図を見るとビンビンしてきますもんね。

 

・2ページ目。

 すす兵可愛い。プログラムの実行みたいな動きするんだね。有能すぎる。めちゃくちゃ優秀なすす能力だけど、自分でも言ってたけどすす量が少ないのが難点なのかもね(172話参照)。

 

・3ページ目。

 キングさんクズすぎる!

 

・4ページ目。

 こどもたちへの珈琲の配布方法も昔とバーバラ時代とで違いがあるんですね。バーバラ時代の喜びの会ではスポイトみたいなのでチュピ〜ってやってますけど、昔は「ゴク」って飲んでますね。手元が見えないのでわかりませんが、昔とバーバラ時代とで量の違いがありそうに見えるんですが。。。ちなみにケイト様はどうしていくのでしょうかね。現状星つきの中でオリオリ、ダグダグは味方になったとして、エヴイヴはまだ警戒されているし、喜びの会を行わないわけにはいかなそうだけど。コーヒーの管理をスザンナからエヴリンに引き継がせないでケイエミ、オリオリ、ダグダグの誰かに移管しちゃえば問題はなさそうですが。

 

・8、9ページ目。

 鍵落とした時はどうなるかと思ったけど次のページで「シュッ」ってしてくれた瞬間、よっしゃーーーっ!ってなりましたね!

 

・10ページ目。

 すす兵可愛い。

 

・14ページ目。

 台詞回しとコマ割りがマジでオシャレで痺れた。敵のエドワードのコマに「誰が敵で」という台詞の吹き出しを入れて、ルウルイ奪還作戦に奔走するみんなのコマに「味方なのかを」っていう台詞の吹き出しを入れていることで、ダグダグの真意がはっきりわかるようになってますね。

 

・15ページ目。

 すす兵。。。

 

・16ページ目。

 光のダグダグペアだ。。。スーパー顔の見えない人形ラムのミッションスタートや!

 

というわけで今回はこの辺で。

それではまた別の記事でお会いしましょう!