シャドーハウス第186話「共同戦線」感想

今回のシャドーハウス、10000000000000000000000000点! 思いの外エドからダグへの信頼厚かったですねぇ。ケ様陣営とダグの信頼関係が盤石ではないことが作戦に影響しないか懸念していましたが実際に起こりそうな感じですね。なんとか挽回して欲しい! 動揺する仲間たちを宥める姐さんも素敵だった!

 

というわけでこんにちは、タナカなかなかいいコタローです。シャドーハウス第186話「共同戦線」の感想を乱雑に書き残しておきます。

 

 

あらすじ

15時30分、お披露目終了後の成人パーティー開始まであと30分、ルウ・ルイーズ救出組は行動を開始していた。オスカーの音声送受信能力を使い、ダグラスの移動経路と歩幅から目的地までの最適な地図をラムが作成した。そしてキャンディは、パーティーの準備で手を離せないケイトの代わりに指示役を務めており、ダニーとマチルダに指示を出していた。作戦は、事前にダグラスが開けた窓からマチルダのすす兵をダニーのすすボールに乗せて侵入させる。そしてダグラスが複製した鍵をマチルダのすす兵が1階まで運び、ラムが回収するというものだ。エドワードは侵入者の証拠を叩きつけたのに3階の方々に邪魔されたことに気を取られており、ダグラスは難なくエドワードの服から鍵を抜き出し、複製の前段階の型取りを行えた。一方、一人だけ見張りを指示されて不満に思っていたステラは、持ち場の向こうに何か落ちていることが気になり、すす鎌をぶつけて引き寄せてみようとしたが失敗し、何者かが収監されているであろう扉の鍵を開けてしまう。ダグラスは順調に鍵の複製まで開始したが、ここでエドワードが、エミリコとキャンディという館外からの侵入者がシャドーハウスにはいて、こどもたちの棟に反乱分子がいたことが確定したことをダグラスに伝える。その瞬間、洗脳の解けていなダグラスは、館への忠誠心から自分はケイトたちに騙されていたと判断し、音声通信を切ってしまう。動揺するダグラスを除く救出組に対し、キャンディは「焦るな!」と発破をかける。腹を括ってまずは元々の計画通りに対応すべきというキャンディの言葉に落ち着きを取り戻し、ダニはマチルダのすす兵を乗せたすすボールをダグラスが開けた窓に向けて打ち込んだ。

 

全体的な感想

・姐さんを引き入れられて良かったですよね。頼もしい。まぁ、その姐さん(とエミリコ)が侵入者なせいでダグラスが通信を切ってしまうというピンチを招いている部分はありますが。。。

 

・前回以下のようなことを書いていました。

 

『ケイト様の本来の予定ですが、「エドワードはダグラスが手下だと思っているので」という文言があって安心しましたw ダグラス懐柔イベントはありましたが、どこまでの信頼度があるのか不明だったので、今回の話し合いの中でもあくまで仲間を危険に晒したくないという理由で計画を中止にすべきだと主張していたりといったところから、ダグラスももうしっかりケイト様の味方になっているんだと改めて実感しました。』

 

 やっぱりまだまだ全然そんなことなくて草。ピンチなので笑ってる場合ではないですが。でも、このままダグラスがエドワードに寝返ると、複製された鍵が手に入らずこの後の行動が困るばかりか、現在裏で行っているルウ・ルイーズ救出作戦自体バラされて一発アウトなんだよなぁ。メタ的に読むと、物語のプロット的にこのままだと不味すぎるのでケイト様たちを支援する側に戻ってくれると信じています。

 例えばですが、エドワードがペラペラと語る中で、こどもたちの仲間、特に同じ班の仲間への危害を示唆するような発言をしてしまって、仲間思いなところは嫌いじゃないと言われて絆されたダグラス君が改めてケイト様を信じるようになるのではないかと妄想しています。

 

・一応、備忘録的に、これまでのダグラスを引き込むに至るまでの流れは以下のようなものでした。

  • 165話「悲劇」にて「お披露目でのルウルイ奪還作戦においてエドワードに信頼されている人物が必要」だから危険を冒してまで星つきに加えることにした。
  • 166話「手段と目的」で、ケイト様たちが実際にダグラスを仲間に引き込めるか憂慮している一方、ダグラスの方は、無能力者狩りの一件でダグラスたちがもう歯向かわないとケイト様たちが高を括っていると推測し、ケイト様を直接監視できてエドワードとのやり取りが堂々とできる星つきになることを決める。
  • 167話「風紀班」にて、かつて優しく接してくれた班員のフィン先輩が同じ班の班長の策略によって処分された過去の経緯からダグラスは仲間を大切にする気質を持っていた。そのことを見抜いていたケイト様は「どの班より仲間を大切に思い合っているところは嫌いじゃないの」と言い残し、「監視対象でありエドワードの敵」であるはずのケイトに「あんな一言で絆されてたまるか…!!」と思いながらも非常に嬉しそうな顔をしていて、思いっ切り絆されてるじゃないか、という描写がある。
  • 168話「裏工作」にて、ケイト様はエヴイヴを除いた星つき3ペアでの会談を開いた。そこでケイト様はルウルイ奪還作戦のことをダグラスにも開陳する。当然そんなルール違反は許されない、俺がそれを大人に報告すれば終わりだとダグラスは主張する。対するケイト様は、エドワードは現在、お披露目で落としたかったけどうまくいかなかったことからケイト様に目をつけていてその同期であるルウルイをターゲットにシャドーと生き人形が一体化する儀式に送られることになってしまった、こんな現状を受け入れてしまうと、他の誰か、例えばダグラスの班員がエドワードの機嫌を損ねた時にどうなるかと問う。仲間思いなダグラスはこの主張にハッとさせられ、計画に加担することに決める。

 こうして経緯を振り返ってみると、仲間思いなダグラスが、エドワードの失言(仲間を貶したり、危害を示唆したり)から持ち直してケイト様の味方でいてくれる可能性は考えられますね

 

・ステラが開けた魔の扉ですが、あれ葡萄おじさんですよねw 現在体がどういう状態なのかわかりませんし、ここから本筋に絡んでくるとすごいカオスになりそうな嫌な予感がしますね。キャンディたちの話を聞いてしまい、自分を追い落としたエドワードに復讐できるならばと手を貸してくれる未来ある? いや、明らかに館のルールに反した行動をとっているわけですから葡萄おじさん自ら救出組を引っ捕らえて自分の手柄をアピールして復権を狙うというのもあり得るかも。そうなるとこどもたちは2正面作戦みたいになって辛いけど。

 

・「この館には外部からの侵入者がいる」というエドワードの発言を受けて、「外部からの侵入者?」と聞き返したダグラスの声が音声送受信されて、思い当たる節のあるケイト様、エミリコ、キャンディが反応していますが、結構ここ重要なポイントかなと思いました。その後エドワードがセリフを続けていて「エミリコとキャンディ」の二人が外部からの侵入者であることが、その場にいるダグラスは理解したかと思いますが、おそらくダグラスにつけた音声送受信すすがエドワードのセリフまで拾っているとは考えられないので、ケイエミと新人組に送り届けられた音声だけからすると「外部からの侵入者」に関する話が行われている、ということしかわかりません。現状エドワードの考察ではケイト様の正体までは辿り着けていないわけですが、この通信内容から察せられる内容として、ケイト様が考えられることは、エドワードに自身の正体にまで辿り着かれている可能性も一つとして考えられる、ということです。

 これから先ダグラスが味方に戻ってきて、「あ〜、あの話ならエミリコとキャンディが外部からの侵入者だって言ってたよ」ってケイト様と会話を行うまで、ケイト様は自身の正体がバレた可能性も視野に行動しなければならなくなったということです。一方で、見方を変えれば、今までに比べてより慎重に行動すべき要素が一つ増えただけとも取れるかもしれませんが。

 エドワードがケイト様の私物をエミリコの物だと勘違いしているように、ここでも一つボタンの掛け違えが発生していて、それが今後物語にどう影響するのか、そもそも影響しないのか、注目です。

 

ページごとの感想

・2ページ目。

 ピアノの音が荒れているから曲が終わるまで入るのを控えた方が良いと判断するダグラス、何気に気を遣える男じゃん、って思いました。

 

・3ページ目。

 ラムの記憶力が光っていますね。歩いている時間と方角、そして対象者の歩幅で地図が作れるなんて、ケイト様と全く同じ感想で「本当に凄いわ」。

 

・4ページ目。

 いちゃつくオスマチにキレ顔に可愛い声で迫るキャンディ姐さん流石の貫禄ですね。ダグラス、ケイト様も音声通信に入っているからちゃんとシャドーに対しては敬語を使っているキャンディ可愛い。

 

・6ページ目。

 ジョセフの行動が怪しかったのは間違いありませんが、わざわざエドワードのセリフの中で「何かを隠しているのか?」と語らせているところを見ると、メタ読み的に俄然ジョセフの行動が怪しい感じがしますね。エドワード目線で怪しい行動なので、もしかしたらケイト陣営にとってはありがたい行動の可能性もありますね。明らかにこの話の追求はこれ以上必要ないとばかりに急に持ち場に戻れと指示して、証拠のバッグも3階の誰にも持たせず自ら持ち帰っているので自分以外の3階の方々にこの件について考えさせないようにしているっぽくも見えましたからね。

 

・8ページ目。

 エドワードの予定変更の影響を受ける前の元々の計画だと、ダグラスがエドワードを読んで、ケイト様とオリバーが支援して鍵の複製をゲットするっていうザックリした計画でしたけど、結成間もない新人ちゃん加えてのメンバーでより計画が具体的になっていて良いですね。

 

・9ページ目。

 完全に葡萄おじさんです。波乱を呼びそ〜〜〜〜。

 ステラちゃん、報連相は大事にしないとダメですよ!!

 

・12ページ目。

 ダグはまだコーヒー洗脳が十分解けていないので「シャドーハウスは絶対」モードに入ってダグラスに影響を与えていそうですね。

 

・13ページ目。

 ダグラスの役目はここまでだから、通信が切られた程度ではまだ慌てるような時間じゃない……かな? ダグラスの奮起に期待するしかない!

 

・14、15ページ目。

 動揺するみんなに的確な指示を出すキャンディ姐さんカッコいいねぇ! ダメだったらその時はまた次の手を考えればいいというのも頼もしいセリフです。なんとか、ダグラスが持ち直して予定通りことが進んで欲しいところではありますが!!!

 

というわけで今回はこの辺で。

それではまた別の記事でお会いしましょう!