シャドーハウス原画展に行ってきました

こんにちは、タナカなかなかいいコタローです。

2023年8月5日(日)〜8月20日(日)まで西武渋谷で開催されたシャドーハウス原画展に僕も行っておりましたので、ちょっと遅くはなりましたが僕なりの感想をまとめました。

 

まず西武渋谷店舗に入ってエスカレーターに乗るところに原画展の案内板がお出迎えしてくれました。これを見てエレベーターを登っている最中、いよいよ「ソウマトウの世界」に近づいている〜〜〜、って一人で気分が上がっていました。

エスカレーターの案内板

ドキドキしながらエスカレーターを7階まで登ると会場の壁面にクソデカカラーイラストがあって一気にテンションが上がりました。

原画展入り口

僕は初日の5日の午前中の部を予約したので、予約券発行時の整理番号を元に整列し、開場の時を今か今かと待っていました。50〜60人くらい並んでいたように思いますが、僕はラッキーなことに10人目くらいに並べました。

さて、ここから会場内の展示を見た感想を書いていくのですが、その前段として、会場内の構造について簡単に説明します。

きったねー図ですが、以下にあるのが会場内の構造のイメージです。(※あくまでイメージなのでこの通りではないです!!

会場内の構造(※イメージ)

会場の展示物は入り口から順に、シャドーハウスの展示が6割、黒の展示が1割、その他読み切りなどが1割、物販2割みたいな構成でした。感想は概ね順路に従った形で記載していきます。

 

それでは実際に会場内の展示を見た感想にいってみましょう!!

 

まず最初に見えてきたのはコンセプトアートと先生からのメッセージ。そして振り返ると、1話見開きカラーイラストと、1巻表紙カラーイラストがありました。これらカラーイラストの展示を見て、「うおおおおおおっ、キャラが浮き出てるううううううっっ!?!?」っと一人で大興奮しておりました。最新の印刷技術ってすごいんですねぇ。背景に対してキャラクターが立体的に浮き出て見えるようになっていて、実在性がすごかったです。以降もカラーイラストの展示は基本的に同じ印刷技法が使われており、その度に「実在性〜〜〜〜〜〜っ!」ってなっていました。さて、この1巻の表紙に先生からのコメントがついており、「折り返しを開いた時にエミリコが中心になるように描かれている」とのことでした。これ僕知らなくて、このコメントを見るまで気づきませんでした。。。

 

展示には先生が着色したカラーイラスト(カラー扉絵や表紙)のほか、漫画のページが切り取られて額縁に綺麗に入れられて飾られており、こういうシーンもあったねぇ、と懐かしみながら回れる構成になっておりました。

そんな中、単行本1巻5ページ目の「私はエミリコ」のセリフが書かれたページの展示があったのですが、なんとエミリコの髪色が金色じゃないではありませんか!! 補足のコメントを見ると、「エミリコの初期カラー案だと薄紫色だった」とのこと。ただし「似合わなかった」ため不採用だったとのことでした。でも薄紫リコもめちゃくちゃ可愛かった!! シャドーハウスの格闘ゲームが出てきたら2Pキャラに採用してほしい!!

会場に来られなかった方にイメージを共有するため簡単にですが薄紫リコのイメージを作りました。もう少し淡い感じで綺麗だったのですが、僕の再現力ではこの程度なので許してください。

 

薄紫リコイメージ

 

さて、続いてキャラクターたちのデザイン案などのスケッチが並ぶ区画が続いておりました。ケイト様のスケッチにケイト様デザインは、「エミリコと違って鼻が高くて美人っぽい」と書き込みされていました。間接的かつ相対的にエミリコが美人じゃないと言われていて笑ってしまいました。うん、エミリコは美人というよりは可愛いからね。それに実際、ケイト様はエミリコと違って気品溢れるお嬢様感があって絶対美人だと思う!! なお、描くときのアタリは鼻の高さは違うもののエミリコの方からとってくるらしいです。へぇ、ってなりました。

 

続いてエミリこのラフスケッチ集がありましたが、そこにエミリコの毛が多いバージョンということで様々なバリエーションの髪型をしたエミリコのラフがあって、現在のチョイんてと違う正統派ツインテールリコが描かれてあり、これがすんごく可愛いかったです。以下イメージ。(実物はもっともっともっともっと可愛いかったです)

ツインテエミリコイメージ



また、舞台設定に関する作り込みも公開されており、細かく3D CGに起こされていて、一つの世界を生み出すそのエネルギーがものすごいなぁと感動しました。

 

それから、12話の窓を開けるシーンの見開きも飾られてあって嬉しかったですねぇ。兼ねてから12話大好きということを公言している通り、他のページの所よりこの場所は長いこと見入っておりました。

 

次に記憶があるところで言うと、ナンシーのラフスケッチでアタリ線が入ったものがあったんだけど、その、すごく、デカかったです。。。(何が)

 

展示のひと区画ごとくらいにコンセプトアートの5組のスタンディが1対ずつお出迎えしてくれるのですが、ここらでパッと振り返るとルウが投げキスポーズでお出迎えしてくれて、そのあざと可愛さにバキューンと胸を撃ち抜かれてしまいました!

 

続いてはシャドーハウスの書籍購入特典コーナー。この辺でシャドーハウスゾーン的には結構終盤に差し掛かってきています。

ずらっと過去の特典が並べられていると壮観でした。(ほぼ)毎巻描き下ろししてくださる先生に本当に感謝。個人的にはサンドイッチを頬張るエミリコと、ひまわりを抱えるエミリコの特典イラストが好きです。皆さんはどの特典イラストが好きだったでしょうか?

 

さて、続いて記憶に残ったところとして、新衣装のアンソニーのカラーイラストがありました。何の気なしに普通に鑑賞して注釈見ると、「倉庫から見つけた涙壺に「恩恵の欠片」を入れている。悪趣味」と書かれていて、不意打ちのアンソニーdisで笑ってしまいました。

 

最近先生が暴露していましたがバービーのラフイラストに「洗脳が解けている子」とコメントが描かれており、注釈で「別の子に移った」とのことでした。展示の時には設定が移ったのが誰なのか全くわかりませんでしたが、最新の状況で実際設定が移ったあの子の活躍?暴走?にこれから期待ですね。それにしてもここで描かれていたバービーのラフイラストは非常に邪悪な笑みを浮かべていて、この案で進んでいたら現在の3割り増しくらいで怖いキャラだったかもしれません。(笑)

また、パンちゃん案のラフでたくさんアイデア出しをされていたようなのですが、紙面の途中からおぞましいクマキャラが登場していて、僕含め周辺の人たちみんな笑っていました。

 

シャドーハウスゾーンが終わり次は黒ゾーンでした。

記憶にあるところでいうと、黒含めたオリジナルイラスト集の同人誌コーナーがあって、そこに「雪の日の幻想」という表題で描かれた雪の妖精ちゃんがめちゃくちゃ可愛かったです。こんな同人誌も見せてもらえて本当によかった。。。

 

黒ゾーンが終わると続いて過去の集英社掲載ゾーンでした。

先生のpixivに現在もイラストが残っている「マジョトキノコ」というりぼんスペシャルに掲載された読み切り作品が飾られてありました。個人的にpixivのイラストを見て雰囲気良さそうで読みたいとずっと思っていたので、この機会に見ることができて良かったです。毒手を描きたかったから生まれたキャラクターというのには笑いました。

続いてこちらもpixivにイラストが残っている「都市伝説幼女」シリーズも飾られていました。幼女×都市伝説という珍しい掛け合わせのギャグ漫画でクスりとさせられました。

 

物販コーナーの前の最後は撮影可能コーナー!

いろんな人がアップしているのでご存知かと思いますが、「これを持ってくるの?!」と思って笑いました。思わずグッズ販売コーナーでネタTシャツ買ってしまいました。まんまと販売戦略に引っかかってしまいましたね!

ただ、このシーンですが、今でこそネタにされていますが、連載当初このシーンから始まる46話「いきにんぎょう」が公開された日は、持ち前の元気と明るさでいつも物事をなんとかしてくれてきたエミリコがこんなことになってしまったことに絶望感が湧いていたのを思い出します。

写真撮影コーナー1

一応ネタ撮影コーナーだけでなくカッコいい撮影コーナーもありましたからね!!

写真撮影コーナー2

 

さて撮影コーナーも終わって物販コーナー。

今回僕は、冒頭からその実在性を感じさせるカラーイラストに心を奪われていたので、絶対に複製原画を買うぞ! と決めていました。

しかし値段を見ると、「どひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜」ってなりました。が、なんとか心を強くして複製原画2つ、購入しました。一つは今回の原画展のコンセプトアートで、もう一つは80話「日常」の見開きカラー扉イラストです。本当は全部購入したいところでしたが、泣く泣く絞ってこの2つにしました。。。(泣)

複製原画を2点購入したので他は質素にポストカード、クリアファイル、ブレンドコーヒー、そしてネタTシャツ、それから原画展のパンフレットを購入しました。

実はこのパンフレットに結構な量の展示物が載っており、この記事に書いた薄紫リコとかツインテリコなんかも確認できたりします。西武渋谷という限られたところでの開催だったのでなかなか訪問できなかった人もいるんじゃないあかなぁと思うので、パンフレットくらいどこかで全国流通してくれたらいいのになぁ、と思います。

また、この記事が訪問できなかった方々が少しでも原画展の雰囲気を追体験できるものになっていることを願います。

 

それではまた別の記事でお会いしましょう!